実物資産・現物資産とは?投資対象はどんな物があるかをわかりやすくご説明。

実物資産投資

実物資産・現物資産とは?投資対象はどんな物があるかをわかりやすくご説明。

実物資産・現物資産の意味をお調べでしょうか。

本記事では実物資産・現物資産とはどのようなものがあるかの具体例、

おすすめの実物資産・現物資産、メリットとデメリットをご紹介します。

これから実物資産・現物資産投資をはじめてみようかお悩みの方には

おすすめの記事となっております。

 

実物資産・現物資産とは?

  1. 『形のある資産』ということを表している。
  2. 『安定資産』として認知されている立派な投資の形である。

 

”ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)”も実物資産という事になります。

別の表現をすると、『リセールバリューの効く高価な商品』であります。

値崩れしにくく資産価値の維持が可能であると言えます。

投資はリスクがつきものです。利用は計画的に、自己責任でおねがいします。

実物資産・現物資産とは?投資対象の具体例

実物資産・現物資産の具体例

  • 貴金属(ゴールド、プラチナ、シルバー等)
  • 不動産(建築物や土地)
  • 絵画、骨董品、ヴィンテージワイン、腕時計などのコレクション品

実物資産の代表例は不動産投資です。

土地やマンション、戸建てを所有している事により、ある程度の資産価値を維持する事が出来る上、

人に貸したりすることで賃料も発生する事になり、所得を得ることも可能です。

実物資産と対極である『金融資産』

金融資産の具体例

  • 預金
  • 現金(貨幣・紙幣)
  • 株式、投資信託など

昨今の投資ブームで、金融資産に投資をしている方が身の回りにも多い気がします。

実物資産・現物資産とは?投資するメリット

  • 商品によっては値崩れしにくい。
  • 資産価値が向上する可能性がある。
  • 商品の一部は、実用性がある。

実物資産投資は安定資産として認知されています。

その中でも、王道商品は不動産や金(ゴールド)です。

それらの最大のメリットは、

  • 資産価値の上昇によりキャピタルゲイン(売却益)が狙える。
  • 不動産の場合インカムゲイン(継続的に受け取れる利益)が狙える。

このような具体例が挙げられます。

実物資産の一部は、実用する事もできる一石二鳥な商品もあります。

  • 腕時計…腕に着用し、時間を確認する事ができる。
  • クラシックカー…運転する事ができる。
  • 美術品…鑑賞し、楽しむことができる。
  • ワイン・ウイスキー…飲むことができる(勿体ないかもしれません)。

対して、金融資産である預貯金や株の場合、

実用品として楽しむという事ができません

しかし、お金が動いて増えてゆくといった別の楽しみはあると思います。

実物資産を持つことで、生活満足度向上と資産形成の両立ができる可能性があります。

実物資産として時計を購入した実例については以下の記事がおすすめです。

実物資産・現物資産とは?投資するデメリット

実物資産投資のデメリット

  1. 偽物のリスク
  2. 紛失のリスク

偽物(贋作)のリスク

  • 人気商品ほど偽物が出回る。
  • 偽物を手に入れてしまうと、損をしてしまう。

価値の無いものにお金を払ってしまい、資産を失ってしまうという事態は避けたいです。

世間には人気な商品ほど、悲しいことに贋作が出回っています。

最近の偽物は精巧に作られているものが多く、

専門家でも判別が難しいという例をよく耳にします。

現在は、ネットオークションやフリマアプリでも購入する事ができますが、

利用にはとても注意が必要です。

ネットオークションやフリマサイトは便利だが危険がつきもの。

  • 消費者間の取引が多いため価格を抑えて購入する事が可能。
  • その反面、偽物が多く出回っている。

上手に利用できれば非常に便利な購入手段ですが、

本物かどうかを見極められる人でないと、安易に手を出すのは大変危険です。

ではどうやって偽物をつかまないようにすればいいのでしょうか?

信頼できる販売元からの購入。

  • 商品を正規店として販売しているお店や専門店。
  • 大手で名の知れた販売元を選択。

購入先を限定すれば、偽物のリスクを限りなく抑えられる思われます。

紛失のリスク

形のあるもの故に、無くなる危険性もある。

  • 火災による消失
  • 水害による消失
  • 地震による倒壊
  • 盗難による紛失

安定資産とは言え、預金のように安易に手の届かない安全な場所にあるというわけではありません。

では、どのようにこれらの失うリスクから大切な物を守れば良いのでしょうか?

紛失のリスクから守る方法①

  • 銀行の貸金庫に預ける。

銀行自体のセキュリティがしっかりしており、

大災害が来たりしない限り、資産を失うリスクは限りなく低くなると考えられます。

しかし、実用性や収納性の面で不便です。

家や車などといった実物資産を預ける事はできません。

使いたいときにすぐに手元にない、あまり大きなものは預けることが出来ない

このような点がやや不便です。

紛失のリスクから守る方法②

  • セコムの導入
  • 家用に簡易金庫を購入

もうひとつの安全策として自宅のセキュリティ向上です。

セコムを導入したり、家用に簡易金庫を購入するという手段があります。

簡易金庫は万が一の災害対策として耐火金庫を選ぶのがおすすめです。

ミニマリスト時代に物を買うこと

結論から申し上げると、

消費」と「資産の担保」トレードオフの関係を崩す事は不可能ではないです。

商品を選べば、資産価値を維持できる可能性あるものもが世の中にはあります。

最近は物を持たない「ミニマリスト」の方が増えています。

物をを消費すると必然的に支出となり、資産は減ってゆきます。

年金支給等、行き先が不安な将来のお金事情により、

貯蓄を増やしたいという傾向が強いです。

「消費」と「資産の担保」は相反する関係となります。

単なる消費とならない為には…

  • 資産性がある商品を重点的に選ぶ

資産家・投資家が実物資産に投資する理由

資産家・投資家の投資モデル

  1. お金で資産を買う
  2. 買った資産がお金を生む
  3. 生まれたお金で更に資産を買う

このように資産を生むものを買い続けさらなる利益を得ています。

『買う資産』の中には

  • 株式や債券などの金融資産
  • 不動産や金などの実物資産

株式などの金融資産は景気に左右されるので、

景気が悪くなると価値が暴落します。

そういった景気の悪化に影響を受けにくいのが実物資産投資です。

資産家・投資家は独自の値動きをする実物資産も所有することで、

リスクの分散を行っています。

また、税金対策として実物資産に投資している側面もあります。

資産家・投資家が行っている実物資産・現物資産投資

資産家・投資家が主に買う実物資産は不動産
  • 投資用の不動産を運用し、第三者の居住賃料を取りキャッシュフローを形成。
  • 利益が見込める場合は売却益により利益を得る。

あくまでも代表が不動産で、

他にも様々な実物資産に投資していると言われています。

資産家・投資家のように実物資産で利益を得たい場合はどうすればよいのでしょうか?

初心者がノウハウを真似するには

最初からそっくり真似をすることは困難

  • 不動産投資は初期費用が大きい。
  • 十分な知識や経験が必要。

初心者の方が、資産家・投資家を

そっくり真似をすることはハードルが高めだと考えます。

不動産投資は初期費用や手間が莫大に掛かる上、

様々なノウハウを熟知していないと大きな損失を背負ってしまいます。

十分な知識・経験を身につけてから、「少額」で投資をはじめないと失敗しやすいです

手段として不動産以外の実物資産を選択する事が考えます。

はじめて実物資産投資する場合の大事な条件

  • 初期費用・維持費が比較的抑えられる実物資産を選ぶべき。

現時点で資産が潤沢に用意できないけど、

気軽に実物資産に投資したいという方にもはじめられる商品はいくつかあります。

実物資産のおすすめについてはこちらの記事【気軽にはじめられる実物資産4選】

ノウハウを掴むためには、まず少額かつ手軽なものを選択する事が大事ですね。
①とりあえず趣味に通ずるものからはじめる
②並行して不動産投資の本を読んで知識をつける

このようなことからはじめるのがおすすめです。

実物資産・現物資産投資で理解しておきたいこと

実物資産・現物資産投資で理解しておきたいこと4点

  1. ジャンルの限定
  2. 需要と供給
  3. 余剰資金での運用
  4. リスク分散

実物資産・現物資産に投資する前に見て頂きたい、

『意識する事によって損をしにくくなる考え方』をご紹介します。

ジャンルの限定

  • 資産性のある商品はあるていど決まっている。
  • 電子機器は実物資産には不向き。
  • ほとんどのアパレル製品は実物資産には不向き。

実物資産投資の側面で商品を購入する際、

ジャンルの選択に注意しなければなりません。

商品を選ばないと実物資産価値は維持できない可能性が高いです。

初めから、実用性だけを考慮して商品を購入しているのであれば問題ありません。

商品の資産性も視野に入れていると選び方にも注意が必要です。

パソコンや家電などの電子機器は実物資産には不向きと考えられます。

電子機器は実物資産に不向き

  • 年代が新しくなるにつれ高機能なものが量産される。
  • 年代の古いものは需要が無くなる。
  • パソコン … 最新のソフトウェアを備えている高スペックなものが望まれる。
  • 家電製品 … 高機能な洗濯機や冷蔵庫が求められる。

パソコンや家電製品などの電子機器は実物資産として見るのではなく、

実用性重視で消費する事が望ましいと考えられます。

一部のプレミアム製品を除くアパレル製品も実物資産には不向きと考えられます。

アパレル製品は実物資産に不向き

  • 洋服は着ることによる色褪せ・裁縫のほつれ・生地自体の劣化は避けられない。
  • 靴は靴底の摩耗・外装の汚れや破れ等は避けられない。

このような理由で、消耗品として割り切ることが望ましいと考えます。

洋服や靴などは、

  • 自分のライフスタイルにマッチしたもの
  • 好きなブランドやデザインのものを好みで選び着る

このような形で、生活が豊かになります。

※例外として、ハイブランドの洋服やスニーカーは高値で取引される傾向があります。

実物資産のおすすめについてはこちらの記事がおすすめです。【気軽にはじめられる実物資産4選】

需要と供給

需要と供給が隣り合わせ

  • 競合する商品による需要低下 … 欲しい人がいないと、資産価値は上がらない。
  • 需要と供給の逆転 … みんなに出回ると、資産価値は上がらない。

実物資産はジャンルによっては、価格変動がめまぐるしく変化します。

複数の要素により価格が上下するので、先が読みにくいです。

手を出すタイミングや価格によっては、

手放すときに価値が目減りするといった結果になってしまう可能性があります。

何よりも、その商品にお金を出すのであれば出来るだけ安く買う事が大事です。

競合商品による需要低下

腕時計を例に挙げると…

  1. 買ったものより1世代新しい後継モデルが発売された。
  2. 外装もムーブメント等の機能面においてもワンランク上だった。

    世間は新しい商品に目が行き、買ったものに需要は流れず価値が下がる可能性も出てきます。

    ※腕時計の場合は後継モデルが出ると前のモデルが廃盤商品となる傾向があります。逆に価値が上がるというパターンも見受けられます。

    時計の世界も、様々なブランドが存在しています。

    • 人気が集まる時計 … 需要が上回り、市場価格が上がる。
    • 人気が集まらない時計 … 供給が上回り、お手頃価格で販売される。

    素晴らしいブランドの素晴らしいデザインの腕時計なのに、

    需要が少ないといったケースも存在します。

    • ブランドや時計取扱業者の市場戦略
    • 消費者のムーブメント

    人気ブランド・人気モデルはこのような要素が影響力が強いです。

    個人ではコントロールできない大きな力がはたらいています。

    ※決して皆が選ばないものを購入する事に対し、否定的であるという考えではありません。

    需要と供給の逆転

    人気アパレルを例にあげると…

    1. Supremeの新作帽子が直ぐに売り切れてしまった。
    2. 数はあるのにもう定価では買えなくなった。
    3. 先に買えた個人や業者が定価以上のプレミアム価格で販売をした。

      しかし数ヶ月が経ち、みんなの手に渡りはじめた後は供給の方が上回ってしまいます。

      最初にプレミアム価格で手を出してしまうと、

      必要以上にお金を出してしまう事になってしまいます。

      余剰資金で運用

      何かの費用を削減したり我慢する事により、

      実物資産に投資するのはあまりおすすめできません。

      資産を無理して買ったが為に、

      買ったものの為に働いているような錯覚に陥ってしまうからです。

      その結果、生活満足度が下がってしまいます。

      親しい友人との付き合いや食べたいものを我慢してまでも実物資産に投資する理由はないと考えます。

      私も無理して高いものを買って失敗した経験があります。

      余剰資金の貯め方(実例)

      失敗からの反省で…

      1. 月々のお小遣いを2~5万円貯めるという自分ルールを決めた。
      2. 並行して、500円玉貯金を行った。
      3. 少しずつ貯めたお小遣いだけで買うように心掛けた。
      4. その他のお金には一切手を付けなかった。

      すると、生活を圧迫せずに無理なく実物資産に投資することができたという経験があります。

      また、分割払いを利用するのも良いと思います。

      月々の支払いを分散する事により資金のやりくりを安定させるからです。

      分割払いで注意していただきたいのは、金利手数料を払ってしまう事です。

      金利手数料が上乗せされてしまえば、その資産に投資した運用金額が多くなってしまいます。

      分割払いを利用する場合は無金利(手数料0円)を選択しましょう!

      余剰資金を半強制的に貯めるには500円玉貯金は効果的でした。【500円玉貯金で確実に貯められる方法】

      リスク管理

      絶対的に安定した資産ではない

      リスク管理が難しい理由①

      • 指標の無い価格変動のリスクがある。
      • 元本保証されていない。 … 半分の資産価値になる可能性もゼロではない。
      • 不動産以外は、基本的に所持していても複利がない。


        ここでは、投資商品として確立されている不動産や金といった資産を除きます。

        一方、年々資産価値が高まっている物の例としてコレクション品が挙げられます。

        定価があるものはその価値を大きく上回り、投資として大成功という結果も多くみられます。

        しかし物の価値とは先が読みづらく、いろいろな要素により価値が暴落してしまう可能性があります。

        利益や損失は売却してから確定する

        リスク管理が難しい理由②

        • 売却する事で利益が確定
        • 金融資産の様な流動性がない

          購入したときよりも価値が上がっていたり下がっていたりすると嬉しかったり悲しかったりしますよね。

          ですが、実際に売却しない限りは株の保有等と同様に実利益とはなりません。

          時価により運用金額は決まる

          リスク管理が難しい理由③

          • 購入時点で運用金額が確定。
          • 株のようにドルコスト平均法が使えない。
          • 安く買えるか高く買ってしまうかはタイミング次第。

            『欲しい時が買い時』とはよく言われますが、購入のタイミングは慎重に選びたいものです。

            資産形成として一度商品を購入すると、その金額が運用金額となってしまいます。

            商品の価格はその時々で変動します。

            買ったときよりも価値が下がってしまったなんてことも頻繁にある事です。

            安く買えるタイミングもあれば、値上がりにより高くついてしまうタイミングもあります。

            その為、出来るだけ安く購入する意識は大切です。

            安く購入するためのおすすめ実践法
            • ポイントの有効活用(還元性)
            • 複数購入先の見積もり
            • 可能な範囲での値引き交渉

            自分の納得いく金額で購入するためには、このような活用をおすすめします。

            ポイントがたまるサービスを利用すればないよりも断然お得に買い物ができますし、

            複数購入先の見積もりを出しておけば最安値を調査する事ができます。

            値引き交渉はモラルの範囲内で行って頂く事が大切ですね(^^)

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