時計投資の始め方。失敗しない為の4つの心得と購入方法を紹介

資産形成の一つとして時計投資を考えていますか?
本記事では時計投資で失敗しない為の大事な4つのポイント、
併せて購入方法をご紹介します。
これから腕時計投資を考えている方、
価値のある時計の売却を考えている方にはおすすめの記事となっています。
腕時計投資にも落とし穴があります。
買って寝かせておけば価値が2倍になっているといった事はなかなか難しいです。
本記事を読んでいただく価値・信憑性
- 腕時計で資産形成をする上で損しないポイントを4つご紹介。
- 筆者は腕時計を投資の側面で購入し、200万円以上の資産価値アップに成功。
時計投資の実体験はこちらの記事がおすすめです。
結論:時計投資で必要な要素
- すこしの知識
- 投機目的としない
- 流動性
- 価格動向
時計投資の心得① – 時計に対するすこしの知識

- 今どのような時計が人気か、トレンドを理解
- 斬新なデザインのものは避ける(一過性のブームとなる可能性)
- 王道なものを選ぶ
雑誌やネットで情報収集は大事です。
時計の資産価値の9割以上は売ったときに目減りします。
ある程度はどのブランドがありどのモデルに人気が集中しているのか知っておく必要があります。
中身が良いムーブメントを使ってるからといい、
必ずしもリセールが良いわけではありません。
量産型ムーブメントでもプレミアムがついているものも沢山あります。
【時計投資には『機械式』の『ステンレス』を強くおすすめする5つの理由】
時計投資で成功しやすい例
- ロレックスのプロフェッショナルモデル
- ラグジュアリースポーツウォッチ系
資産価値が高いブランドはずっと変わらずロレックスです。
他にも、ラグジュアリースポーツウォッチに傾倒している、
- ロイヤルオーク(オーデマピゲ)
- ノーチラス(パテックフィリップ)
これらの時計が現代のトレンドとなっています。
しかし、これらの高騰しているモデルは下落により高く買ってしまう
このようなデメリットが考えられます。
値上がりしていない新しいモデルは早いうちから仕入れておくことで、
値上がりを期待できる事がメリットです。
(値上がりだけが時計の魅力ではありませんが)
【時計投資のおすすめ。ロレックスの次にくる可能性があるブランド3選】
時計投資の心得② – 投機目的としない

いくら値上がりを期待して買っても時計に愛着がなければ使いません。
箪笥の肥やしとなってしまいます。
機械式腕時計は使わないことによるデメリットもあります。
- 長期のゼンマイ停止よるムーブメントの劣化
- 保護シールの癒着
定期的なある程度のメンテナンスは大事です。
時計を酷使しなければ資産価値は十分に担保できます。
使いつつも綿密なメンテナンスをかかさない事がベストと考えます。
投機とならないためには…時計に対する愛情
- おおまかで良いので機械の中身を知る
- ゼンマイは定期的に巻き上げないとモチが悪い
- 保管方法・洗浄方法はちゃんとしておくべき
【機械式時計の保管方法。長持ちさせるメンテナンス方法と併せてご紹介】
時計投資の心得③ – 流動性が低い事を理解する

- 時計は実物資産。買い手が見つからなければ換金はできない。
- 日々相場の変動があるため売るタイミングが難しい。
いくら値上がりして売ろうと思っても
今日明日に手放すことが難しい場合もあります。
もし売却する前にやっておくべき事として、
- 複数店舗による査定
- 相場の調査
このような下調べが必須となります。
店頭買取だとその日中に換金できたりする可能性もありますが、
複数店舗の査定は、時間と手間がかかるデメリットもあります。
出張買取も選択肢に入れると良いと思います。
腕時計はいざ売ろうとすると流動性が低い事を理解しておく必要があります。
時計投資の心得④ – 価格動向が不安定なことを理解する

- 時計バブルにより人気モデルの価格が過熱状態
- 今後は上がり続けるのか、暴落してしまうのか不透明
価格が上がり続けるものはありません。
いまは特に高値止まりで相場が読みにくいです。
時計市場の盛り上がりが落ち着けば全体の相場が下がる可能性も、
逆にもっと上がる可能性だってあります。
下落した具体例
直近(2022年2月後半~3月)ではロレックスの相場が50万円以上下落
- 余剰資金での購入
- 市場の動向を定期的にチェック
- 長期保有(お金に困らない限り)
necomonはこれらの事を心得て
おだやかな気持ちで時計を持つようにしています。
時計投資のはじめかた – 時計を買う手順

実物資産に時計を選択してみたいけど、どこで買えばいいのか悩みますよね。
腕時計の予算の決め方・買い方・購入後にすべき事を詳しく解説いたします。
これから腕時計投資を始める方、
あるいは腕時計の購入を検討している方におすすめです。
時計投資をはじめる① – 予算・商品の決定
- 予算を決める
- 腕時計のブランドを決める
- 腕時計の具体的なモデルを決める
- 価格を調べ最安値を知っておく
高額な買い物になるので、予算の決定は慎重に行う必要があります。
自分の貯蓄や収入で賄えない金額を設定するべきではありません。
年収(手取り)の〇%と具体的な価格を決めておく事がポイントで、
生活を圧迫しない自分にあった金額を設定しましょう。
価格比較サイトなどである程度最安値を調べておく事も大事です。
また、後ほど説明しますが金利を気にせず分割で支払う選択肢もあります。
分割払いした場合の月々の支払いを考慮できる点も覚えておきたいです。
時計投資をはじめる② – 購入先の選択

正規販売店
メーカー小売希望価格(定価)での購入となります。
メリット
- アフターサービスの充実
- 正規店という満足感・ステータス
- ギャランティーカード・販促品(ノベルティ)
正規店のメリットは、購入後のアフターサービスが充実していることです。
腕時計を安心して購入するには優先して候補に入れたい選択肢です。
ギャランティーカードは正規店でなくても手に入りますが、
名前を入れてもらえるブランドも存在します。
そのため正規店ならではの満足感・ステータスを感じる事ができます。
時計を購入と同時に、ノベルティを貰えるブランドも多数あります。
デメリット
- 特定のブランドのみで選択肢が狭まる
- 人気モデルは置いていないことが多い
- 希望商品を購入できない可能性
正規店は基本的に自社ブランドしか取り扱いがありません。
そのため、他のブランドも見てみたいという場合には選択肢が狭くなります。
人気モデルは定価で買えない傾向があるため、
正規店に置いていない可能性が高いです。
並行輸入店
並行輸入店では店頭小売希望価格(時価)での購入となります。
取扱店の仕入れ経路が違うだけで、品質は正規販売店と同様のものです。
メリット
- 品揃えが豊富
- 人気モデルの取り扱い
- 中古品の取り扱り扱い
- 定価より安く買える
並行輸入店の魅力は複数のブランドを取り扱っており、品揃えも豊富な点です。
正規店では売り切れの需要が高いモデルも取り扱っている為、
予算が許せば手に入れる事ができます。
中古品も広く取り扱っているので、予算を抑える事もできます。
店頭小売希望価格は時計の相場を反映しており、定価より安く買える場合もあります。
【時計投資には『程度の良い』中古品を強くおすすめする2つの理由】
デメリット
- 人気モデルはプレミアム価格
- 維持費に関する並行差別
店頭小売希望価格は時計の相場を反映しており、
人気のあるものは定価よりも高く売っています。
予算オーバーの場合は手が届かないデメリットがあります。
時計ブランドにより、正規店に比べ修理料金を高くとる場合もあります。
最悪の場合、修理を受け付けてくれないブランドも存在します。
時計本来の品質は、正規店とまったく同じなのでご安心ください!
個人から購入
お店を介さず、個人の出品者から買い取る方法もあります。
主にトケマーやChrono24などの個人売買サイトを利用することになると思います。
メリット
- 最安値で購入可能
個人から購入する最大のメリットは、店頭販売よりも安く購入できることです。
仲介手数料や委託手数料を最小限に抑える事ができるので、
できるだけ安く購入したいという方には適しています。
デメリット
- 取引トラブルのリスク
個人出品者から購入するので、商品説明にはない傷や不備といったトラブルの可能性があります。
安く買える反面、それ相応のリスクがあると考えられます。
購入先選びで押さえておきたいポイント
- 新正規販売店は新品購入のみ。アフターサービスが充実している為おすすめ。
- 並行輸入店は中古品購入が出来き、正規店よりも安く購入できる可能性がある。新品でも定価以下で売られている場合もありお得。
- 個人から購入する場合は、店頭よりも安く買える場合があるが、偽物や不備のリスク。
それぞれの特徴を知ったうえで、自分に合った購入先の選択をおすすめします。
いきなり高額な腕時計を買うのは躊躇してしまう方も多いと思います。
時計投資をはじめる③ – 店舗での試着をする

試着をする最大のメリット
- 実物のサイズ感がわかる
- 実物の質感がわかる
- ブレスレットの調整
店舗で試着をすることで、自分の腕に合っている腕時計かが分かります。
- デザインは思い描いていた通りか
- 写真や動画とイメージの解離が無いか
このような事は、実物を手に取らないとわからなかったという可能性もあります。
そのため、店舗での試着をすることを強くお勧めします。
necomonの経験上では、写真ではいまいちだったけど
実物が良かったモデルもありました。
画像や動画では分からないサイズ感・着用感などがよくわかります。
店頭で購入した場合、その場でブレスレットのサイズ調整も済ませてくれます。
時計投資をはじめる④ – 購入方法
時計の購入方法
- クレジットカード
- 現金払い
- 銀行振込
- 分割払い
購入を決意したら店員さんに「これを下さい」と言うだけです。
大きな買い物なので、心臓がどきどきしますよね。
あとは、店員さんの指示に従って支払い手続きを決定します。
高額な買い物なので、心臓が高鳴る感覚は今でも忘れられません。
分割払いは月々の支払いを何回にも分ける事が出来る上、
販売価格以上の金利は払う必要がありません。
※本記事では決してローンを進めているわけではありません。
利用は計画性を持って行いましょう(^^)
ご自身の貯蓄と相談して値段を決定する事をお勧めします。
時計投資をはじめる⑤ – 購入後
- 特別する事はない
- メーカー保証期間を把握
私がおすすめするのは、
- 保管用品・メンテナンス用品を揃える
- 自分のわかるところに付属品・保証書等を保管
- 時計をワインダーやケースに保管
これだけで十分かなと思います。
実物資産として持っておくのであれば、きれいな状態に保つことは大事です。
時計を購入したら、大事にしてください!
メーカー保証は、何年まで有効か知っておくと良いです。
殆どの場合、購入者が手続きする必要ありません。
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